センター長挨拶
本学では、2012年1月に「会津大学復興支援センター」構想を発表して以来、様々な復興支援活動を実施してまいりました。その後、本センターの活動指針となる「会津大学復興支援センター基本計画」の策定など、組織の設立に向けて準備を進めてまいりましたが、去る3月4日に本センターを設立いたしました。
本センターでは、福島県の復興に貢献するために主に3つの事業を進めてまいります。
まず第一は、先端ICT研究事業の推進です。産学連携により国プロジェクト等の外部資金の獲得を図りながら、将来の事業化を目指します。
第二は、イノベーションを生み出すための「場」の提供です。テスト環境やクラウド環境を提供し、ITベンチャーをはじめとした企業への支援を行います。
第三は、福島県の産業振興を担うICT人材の育成と集積を行います。学生や社会人など、市場ニーズやスキルに応じた講座を用意し、雇用創出に結び付けます。 そのため、本学は新しい産学連携体制として「会津産学コンソーシアム」を結成し研究事業を進めるほか、活動の中核施設となる「先端ICTラボ」の整備にも取り組みます。
さらに、多くの県民の皆様が関心を持っておられる「県民健康管理調査」につきましても、本学は、福島県立医科大学に対しICTの観点から技術支援を行ってまいります。 本センターの今後の活動に、皆様の更なるご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
会津大学先端ICTラボ整備
ICTを活用した産業振興、雇用創出を通じて福島県が東日本大震災等から復興することに貢献します。
【3つの柱】
先端ICTの研究成果から新しい産業を創出することを目指します。
新事業の立ち上げに適した研究環境を整備し、ICT企業の集積を目指します。
産業創出、企業集積から雇用を生み出し、その業界を担うICT人材の育成を目指します。
さらには、福島県特有の課題「県民の安全・安心の向上」「原発災害からの復興」「風評被害の克服」にも取り組んでいきます。
また、センターの復興支援事業の実施には、以下の組織や施設がその中核を担います。
- 「先端ICTラボ」を整備し、事業化を目指す研究プロジェクトを実行します。
- 「会津産学官連携クラウド」を構築し、企業等も利用可能なIaaSサービスを提供します。
- 大学、企業、自治体等からなる「会津産学コンソーシアム」を立ち上げ、ニーズとシーズの意見交換からセンターが実施する研究プロジェクトを創出します。
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列車利用の場合
JR東北新幹線・東京駅より 約 2 時間 40 分 上野駅経由・成田空港より 約 3 時間 20 分 JR東北新幹線・仙台駅より 約 1 時間 50 分 会津若松駅より(バス又はタクシー) 約 10 分 -
高速道路利用の場合
東北自動車道 下り・川口 JCT より 約 3 時間 20 分 東北自動車道 上り・仙台 IC より 約 2 時間 磐越自動車道・三郷 JCT より 約 3 時間 50 分 磐越自動車道・新潟 IC より 約 1 時間 40 分 会津若松 IC より 約 10 分 -
福島空港利用の場合
福島空港より高速道路利用 約 1 時間 50 分